キラ	今日、アタシはもうひとつお気に入りの場所をみつけた。 大好きな二人が住んでいるビルの、向かいの家だ。
まど	今日、猫がわたしのところにやってきた。 向かいの部屋の二人が可愛がっている猫だ。
キラ	静かで誰も住んでいないような家。
まど	久しぶりのお客様。
キラ	二階の窓から自由になかに入ることが出来る。 夕方になると、赤くてきれいなお日様が入ってくる。 床に窓の形に影が映って、アタシはその影を踏んで遊ぶ。
まど	西日と追いかけっこをしたり、床に寝そべってあくびをしている。
キラ	ここは好き。すごく落ち着く。 おじいちゃんの家と同じ匂いがする。
まど	ねえ、 ここで私と一緒に暮らさない？ ここには風も太陽の光もある。 それから素敵な音楽も！
キラ	じっと寝そべっていると、音楽が聞こえてきた。
まど	ほら、聞こえるでしょう。
キラ	とてもいい気持ち。 アタシはそのまま眠りにつく。
まど	今夜もキャバレーみみずくのショウが、始まった。
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